拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-1 教育・研究 - 大学全体の取組等

令和2年度「FDワークショップ」実施状況

- 大学院FDワークショップ及びFDワークショップ(学部)の開催 -

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本学では、平成13年からFDワークショップを全学的に開催しています。当初、各学部におけるFD取組状況を踏まえて、学部間の情報交換を行うことからはじまりましたが、その後、大学として組織的に対応すべき具体的な問題点を主要なテーマとして、「学士力向上と学習時間について考える」「大学の退学者問題を考える」「アクティブ・ラーニングの方法と課題を考える」などを設定し、全学的な検討を行う場となっています。ここでテーマとなった問題点・課題については、次年度以降に改善へと実行に移されています。 また、平成30年度からは、新たに「大学院FDワークショップ」を設け、全ての教員の教育能力及び資質の改善・向上を図ること、授業の内容及び方法の改善を図ること、教員の研究活動や社会貢献等の諸活動の活性化を図ることなどを目的として、学部、大学院ごとにFDワークショップを恒常的に開催しています。こうした取組には、学部・大学院・研究所・別科の専任教員だけでなく非常勤の講師や事務職員も参加しています。
令和2年度における大学院FDワークショップ及びFDワークショップ(学部)は、多くの参加者を得て、次のとおり開催されました。
大学院FDワークショップでは、本学大学院6研究科の内3研究科の教員から、各研究科における現状と課題について説明がありました。説明後のディスカッションにおいて、課題に向けた解決策について研究科の垣根を越えた意見交換が行われ、大学院教育の課題について考える良い機会となりました。
FDワークショップ(学部)では、研究活動を実施するうえで必須な研究倫理に関し、「研究論文審査の公正性:査読とその課題」をテーマとした講義があり、科学研究の質を向上させる仕組みとしての査読制度の重要性や査読者の役割と責任などについて再認識する機会となりました。
各ワークショップでは、参加者アンケートを行っており、「大変参考になった」又は「参考になった」の回答がそれぞれ約86%、約92%にのぼっていることから、成果の多いワークショップとなりました。

    令和2年度 大学院FDワークショップ

  • 日 時  :令和3年3月5日(金)11:30~12:30

    場 所  :オンラインによる開催(Teams)

  • 出席者数:171名(大学院科目担当者対象)

    テ ー マ:大学院のあり方-各研究科における現状と課題-

  • 講 師  :商学研究科 北中英明商学研究科委員長、田嶋規雄教授
    工学研究科 高橋丈博工学研究科委員長
    言語教育研究科 保坂芳男教授、阿久津智教授

    令和2年度FDワークショップ(学部)

  • 日 時  :令和3年3月5日(金)13:30~14:30

    場 所  :オンラインによる開催(Teams)

  • 出席者数:271名(学部科目担当者及び科研費担当職員)

    テ ー マ:研究論文審査の公正性:査読とその課題

  • 講 師  :研究倫理特別委員会委員長 小池和良副学長

March 16, 2021 11:09 AM