拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

2020年度 実践的な職業教育の充実

-クラスゼミ(全体会)-

  • 科目名

    クラスゼミ(全体会)

  • テーマ

    JICA-拓殖大学連携ネパール青年海外協力隊 農業プロジェクトの現場から

  • 実施日

    2020年10月30日(金)

  • 担当教員

    新田目 夏実 国際学部教授

  • 講師

    石川 栄貴 氏〔農業自営(元青年海外協力隊員(野菜栽培))〕

  • 活動内容

    10月30日の授業では、国際学部の理念である社会貢献・ボランティア活動の大切さと同時に、キャリアとしての社会貢献活動の実際を学ぶことを目的として授業を行いました。具体的には、国際学部とJICAが連係して行っている青年海外協力隊ネパール農業協力プロジェクトの体験についてご報告頂きました。大人数の講演会をZoomで問題なく行えるのか、当時はそれも一つのチャレンジでしたが、幸い滞りなくうまく進行することができました。
    「野菜栽培」隊員として派遣された石川栄貴氏には、栽培の視点から、現地ネパールの状況を報告して頂きました。たとえば日本では当たり前に使われているビニールマルチという資材を現地で使ってみると、やはり大きな効果が得られましたが、現地の人たちにとっては高価であるため、そのままでの普及は難しいこと、ドリップ灌漑を中心としたイスラエル式農法が、ネパールでも取り入れられつつあり、それに関するネパールならではの事情などを報告して頂きました。なお、クラスゼミ全体会はA~Fクラス(2時限目)とG~Nクラス(1時限目)に分かれて行われるため、石川氏には同じ報告を二度して頂きました。
    報告したメンバーにとっては当たり前の日常の報告ですが、実体験に基づく報告が1年生たちに与えたインパクトは予想以上に大きかったように思われます。報告後の質疑応答の中で、「短期間でネパール語を身につけたことに感心した」や「現地に溶け込んで生活をしている」という感想など、国際協力の仕事に何が必要か、1年生の問題意識を高めるにあたって大変効果的な授業となったように思われます。

    (参考:国際学部の記事はコチラ!)


    March 1, 2021 3:03 PM