カテゴリーソート
-農業入門演習Ⅱ-
科目名
農業入門演習Ⅱ
テーマ
今もっとも注目されている農業「果樹」の課題と展望
実施日
2020年11月20日(金)
担当教員
竹下 正哲 国際学部教授
講師
加賀見 進 氏〔加賀見桃農園代表、(株)プレイストジャパン代表取締役、山梨観光大使〕
活動内容
2020年、拓殖大学の授業は原則すべて遠隔授業となりましたが、ありがたいことに、農業実習の授業だけは、後期から対面が認められました。それを受け、11月20日に、山梨より加賀見氏をはじめとするShort legs Groupの3名に講師としてお越しいただきました。
その前年のブドウ棚設置および苗木定植の際にお越しいただいたときには、当然まだ桃もブドウも存在しておらず、剪定の講義を受けることはできませんでしたが、今回はワンシーズン育ったブドウと桃を使い、実際に枝を切っての講義をしていただきました。
桃は、数ある果樹の中でも一番枝を切らなくてはならないフルーツで、それは高度な技術を必要としていることを意味しています。実際に加賀見氏らが慣れた手つきでスパスパと枝を切っていくと、学生たちは「こんなにも大胆に切り落とすんだ」と一様に驚いていました。木とは不思議なもので、たくさん切り落とした方が、翌年さらに旺盛に育ちます。逆に切る量を少なくすると、翌年の生長量も小さくなります。
ブドウ、桃といった果樹の栽培は、野菜の栽培よりも複雑で、奥深いです。そのためJICA青年海外協力隊などでも、「日本の果樹栽培を教えてほしい」という要望は多いです。学生たちはその奥深さの一端を肌で感じることができたようでした。
こういった技能は教科書や遠隔授業で伝えるのは不可能なため、こうして対面授業ができるのは、とてもありがたいことでした。
【詳細はコチラ】