拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

2020年度 実践的な職業教育の充実

-2年ゼミナール-

  • 科目名

    2年ゼミナール

  • テーマ

    航空業界の現状とパイロットとして働く意義

  • 実施日

    2021年1月7日(木)

  • 担当教員

    宮下 量久 政経学部准教授

  • 講師

    有田 鉄平 氏

  • 活動内容

    授業はZoomで行い、受講生は本ゼミ2~4年生、40名程でした。授業の詳細は次の通りです。
    授業の前半では、有田氏に45分ほど講義を行って頂きました。まず、新型コロナウィルス感染症の感染拡大により、航空業界の現状について、航空会社の営業利益の推移や勤務形態の変化などを話して頂き、学生はコロナ危機の実態を知ることができました。また、トレーニングや勉強を積み重ねても、自分が思い描いたように旅客機を操縦するのは難しい、という話を有田氏が紹介され、パイロットという職業の難しさとおもしろさを学生たちは垣間見た様子でした。さらに、有田氏が経済学部の出身であり、普通に就職活動をする中で、憧れであったパイロット採用に果敢に挑戦した経験から、夢を持つ大切さを語ってくださりました。就活のアドバイスでは、自己分析の方法、企業採用者に一緒に働きたいと思わせることが必要、オンライン面接では画面オンのタイミングで笑顔であること、など具体的かつ実践的な内容を説明して頂きました。
    授業の後半では、学生から有田氏に対して多くの質問が寄せられました。具体的には、今後の航空業界はどのように変化するのか、パイロットという職業のおもしろさは何か、入国しやすい空港はどこか、旅行にお薦めの国はどこか、などがありました。普段の授業ではおとなしい学生が、終了時刻を超えても質問し続けていた様子を見ると、有田氏のプロフェッショナルとして働く姿勢や人間性に大きな刺激を受けたようでした。結果として、有田氏と学生による活発な議論が展開され、双方向の授業を実施することができました。
    コロナ禍により、ゼミの教育活動が制限される中、今回の授業では学生が社会人から働く意義を直接学ぶ貴重な機会を提供できたと考えます。

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    講義を行う有田氏

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    授業終了時の記念撮影

    February 17, 2021 4:09 PM