拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

2020年度 実践的な職業教育の充実

-ラテンアメリカの経済、2年ゼミ-

  • 科目名

    ラテンアメリカの経済、2年ゼミ

  • テーマ

    地方都市から読み解く「ブラジル文化の多様性」

  • 実施日

    2020年11月30日(月)4限(ラテンアメリカの経済)、5限(ゼミ)

  • 担当教員

    竹下 幸治郎 国際学部准教授

  • 講師

    山本 綾子 氏〔ジェトロ(アドバイザー)〕

  • 活動内容

    ラテンアメリカの経済の授業は、同地域の経済を様々な角度からみて理解を深めることを目的としています。今回の授業では、ブラジリア連邦大学で観光学修士を取得し、ブラジル国内の異なる地域4カ所に在住経験がある山本綾子講師をお招きしました。同氏は、ブラジルの多様な文化について記した「ブラジル・カルチャー図鑑」を執筆した他、ネット媒体やブラジル関係の情報誌にコラムを多数執筆しております。
    授業では、ブラジルの5つの地域区分の特性や山本氏が過去に居住した都市で目にした市民の暮らしなどが、豊富な写真や具体的なエピソードをもとに紹介されました。そして、多様な社会を生み出す要因として、様々な人種、民族、貧富の格差に加え、気候や食べ物、風習、宗教などの要因が関係し、それがブラジルのファッションやアート、建築、食などの文化にも反映されているとの説明がありました。
    また、ブラジルと日本の違いに触れつつ、相手国の文化や習慣に対して敬意を払うことの大切さを強調されました。山本氏は、ジェトロで中小企業の海外展開支援の業務に携わっていますが、そうした敬意はビジネス上も重要であると述べられました。
    参加した学生からは、ブラジルの多様性を改めて深く認識するとともに「ブラジルの温かい国民性が、多文化理解を深める要因になっているのではないかと思った」などの感想がありました。

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    February 17, 2021 3:53 PM