拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

2020年度 実践的な職業教育の充実

-ゼミナール(3年・4年合同)-

  • 科目名

    ゼミナール(3年・4年)

  • テーマ

    社会的課題の解決におけるNPOの活動および会計の役割

  • 実施日

    2020年11月26日(木)

  • 担当教員

    李 燕商学部准教授

  • 講師

    青木 崇史 氏〔認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン理事、事務局長〕

  • 活動内容

    今回は、「教育ルネサンス2020 職業・キャリア教育」活動の一環として、李ゼミナールにおいて、認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパンの青木崇史事務局長に、オンライン形式の講演を行っていただきました。
    講演会においては、ボルネオ島が直面する野生生物多様性喪失の危機、そのような環境破壊をもたらすパームオイルのプランテーションの拡大、そのプランテーションによって生計を立てている現地の住民の生活、またパームオイルがどのように私たちの日常生活において消費されているのかという点から、環境破壊およびそのような社会的課題を引き起こす背景について、多面的に紹介してもらいました。
    また、商学部・会計学科の学生に向けて、NPO組織の運営において、マネジメント、財務会計・管理会計・税務会計がどのように行われるかについても、一般の営利企業との比較のもと、その相違点などについて紹介されました。
    今回の講演を通じて、学生たちは環境破壊の現状、そしてそれらの社会的課題の背景にある経済発展の追求、そのおかげで生活してる現地の住民、および自分らの便利さを理解し、環境保全と経済発展という両立しがたい問題の難しさを理解したと感想を述べました。
    また、この講演を通じて、NPO組織およびその運営におけるビジネス、また会計の役割と可能性について幅広い知識が得られ、将来の進路についても広い視点をもって考えることができたと思います。
    ゼミナールの担当教員として、今回の講演は、学生たちにとって、広い視野を持って物事を多面的に理解するとともに、社会的課題とビジネス、会計を結びつけるきっかけにもなり、とても教育効果が高い講演会だったと考えております。

    January 13, 2021 4:00 PM