拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

2020年度 実践的な職業教育の充実

-キャリアデザイン(留学生)-

  • 科目名

    キャリアデザイン(留学生)

  • テーマ

    社会人から学ぶ(2)

  • 実施日

    2020年7月13日(月)

  • 担当教員

    高橋 薫政経学部非常勤講師

  • 講師

    孫 陽(ソンヨウ)氏 〔株式会社スリーボンド 経営企画部〕

  • 活動内容

    キャリア・デザイン第8回では「社会人に学ぶ(2)」というテーマでゲストトークを実施しました。ゲストは株式会社スリーボンド経営企画部の孫 陽氏(2012年3月 本学商学部卒業)です。
    前回のゲストトークと同様に、ゲストの孫氏に加えて就職課の職員にも参加してもらい、web会議システム上で座談会形式でゲストトークを収録し、履修者に配信しました。コロナ禍にも関わらず、オンラインにて多大なご協力を頂きました。
    当日はまず、学生時代の過ごし方についてお話を伺いました。孫氏は大学の授業で日本企業に就職した留学生OB/OGの経験談を聞いたことがきっかけで、大学2年生のときに日本で就職活動をしようと決めたといいます。大学ではサークル等に参加することの代わりに、良い経験になりそうなマーケティングのゼミを選択し力を注ぎました。このゼミは学外のゼミとも連携して研究・発表を行う活発なゼミでした。ゼミでの活動を通して「商品としての自分をマーケティングする」ということを学び、これを就活に活かしたとのことでした。
    次に、就職活動について伺いました。就職は早くから大手より優良中小企業にターゲットを絞り、学内の合同企業説明会での情報を参考に現在の会社を選択したといいます。学生時代の自分のキャリアプランとして、日本の企業文化を体験したい、できればグローバルな活動を行いたい、将来は日本以外の国や母国で仕事をしたいという希望がありました。現在の会社はその自分のキャリアプランと合致することが入社の決め手になったといいます。 最後に、入社後の仕事について伺いました。孫氏は入社後は富士支店に配属され、法人営業を担当しビジネスの基礎を学びました。営業は泥臭い活動で予想以上に大変なものでしたが、B to Bの企業であることから法人向け営業のやりがいを感じたといいます。その後、人事部に異動になり、日本企業で採用担当となりました。人事とはいわば「自分の会社を商品として、大学と就活生向けに営業する活動」であり、ここでも大学で学んだマーケティングの知識が活かされたといいます。現在は経営企画部に異動し、会社を俯瞰できる部門で仕事をしています。海外との調整も多く、難易度の高い仕事が多いものの、これは自分のキャリアプランの重要な通過点であると感じているとのことです。
    自分のキャリアプランを見据えながら、目標指向的、かつ、俯瞰的にものごとを捉える姿勢は、本科目の履修者の良きロールモデルとなったと考えられます。

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    August 27, 2020 10:53 AM