拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-1 教育・研究 - 大学全体の取組等

学生の質保証

-2019年度 国際学部 FDワークショップの開催-

国際学部において、2020年2月12日(水)と2月15日(土)にFDワークショップを開催しました。
2月12日は新田目夏実国際学部教授による「ブラックボードを活用した学生へのフィードバックについて~「国際社会学」の授業実践」と題する講演がありました。
新田目教授の授業実践は近年の学生の(1)「予習・復習」が少なく、(2)質問に来るなどの教員との対話も少ない、という課題に対しブラックボード(以下、BB)を活用し改善を図るというものです。
(1)「予習・復習」が少ないことへの改善は、「反転」授業を行い、授業の最初にスマートフォンからBBにアクセスさせ理解度テストを行っていること。(2)教員との対話が少ないことへの改善は、学生との対話を促進するためにBBの「日誌機能」を用いて、毎回、授業後にコメントを書かせるなどの取り組みを行っていることが紹介されました。改善の結果については留学生も含め学生の理解度・疑問点の把握と個別の回答が可能になったことが挙げられました。

2月15日は竹下正哲国際学部教授による「ゼミ指導のあり方」について講演がありました。
まずは、ゼミの基本方針と目指しているゴールについて紹介があり、その後、2、3、4年と学年毎にどのような活動をしているのかについて解説がありました。
2年次では、感情に働きかける文章の書き方をエッセイで学び、あわせてプロジェクトを推進していること。3年次では、自分で企画書(プロポーザル)をゼロから作ることを目的に、調査も行っており、プロジェクト運営と実証的な学問の橋渡しをしていること。そして4年次では、完璧な論理性を学ぶために、卒業論文をじっくりと練っていくプロセスとなっており、年次ごとの目的を明確にした指導法を行っていることが紹介されました。
両日とも授業の実践例や指導法について参考となる大変有意義な研修会となりました。

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March 31, 2020 10:49 AM