拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-1 教育・研究 - 大学全体の取組等

教育組織の見直しとカリキュラム改編

- 地方政治行政研究科 コース制の導入 -

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地方政治行政研究科の目的は、「地方の政治や行政に関する高度な専門的知識を持ち、総合的な政策立案・遂行能力を備えた人材、さまざまな立場で地域の発展にリーダー的役割を果たす専門的職業人を養成する」としています。
本研究科は、以上の目的及び「拓殖大学教育課程編成基本方針」に基づき、本研究科の強み、特色を踏まえ、学生に予め修了後の進路を示し、それを実現するために必要とする具体的な能力や技能を明確化し最適な教育課程を目指すことを目的として、令和2年度入学者より「地方自治コース」「公共政策コース」「防犯・防災コース」の三つのコースを設けることとします。具体的な各コースの人材養成の目的及び修了後の進路は、次のとおりとなります。

    各コースの人材養成の目的及び修了後の進路

  • 1.地方自治コース
    地方自治コースは、政治、行政及び政策研究等を学ぶことによって、地方自治に関わる幅広く、深い知識を修得する。そして、地域に発生する諸問題の発見と、その解決のための政策を導き出せるだけの理論と実践に優れた専門的職業人を養成する。 本コースの教育課程を修めた者は、地方議員、地方公務員、各種団体職員(NPO、公益法人等)などといった専門的な知識を必要とされる職業に就くことが期待される。また、さらに研究を続け、将来、地方自治論はもとより、政治学や行政学などの分野の研究者として、優れた能力を発揮することができる。

    2.公共政策コース
    公共政策コースは、政治学と行政学という二つの学問領域に依拠しながら、公共政策に関する概論を学びつつ、最終的には公共政策に関して「エビデンスに基づいた」分析スキルを使いこなせる専門的職業人を養成する。
    本コースの教育課程を修めた者は、国会議員、公務員(国際・国家・地方)、シンクタンクなどといった専門的な知識を必要とされる職業に就くことが期待される。また、さらに研究を続け、将来は政治学や行政学などの分野の研究者として、優れた能力を発揮することができる。

    3.防犯・防災コース
    防犯・防災コースは、社会安全・治安など人の身体・生命に関わる領域であり、防犯では犯罪予防論(環境犯罪学など)に依拠した実務的なアプローチを駆使し、また防災では火災・自然災害などへの実践的なリスク管理の策定をめざす専門的職業人を養成する。
    本コースの教育課程を修めた者は、警察庁・県警、消防庁、法務省(刑務官、少年院教官)、防衛省、防犯・防災に関わる民間企業(警備会社等)などといった専門的な知識を必要とされる職業に就くことが期待される。また、さらに研究を続け、将来は犯罪学や刑事法学などの分野の研究者として、優れた能力を発揮することができる。

○地方政治行政研究科コース別履修モデル(PDF)

January 10, 2020 11:25 AM