拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

2019年度 実践的な職業教育の充実

-商学部 入門国際ビジネス-

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  • 科目名

    入門国際ビジネス

  • テーマ

    "中国への進出と撤退"ユーシー産業のケース

  • 実施日

    2019年11月6日

  • 担当教員

    佐藤 幸志 商学部教授

  • 講師

    永吉 昭二 氏〔ユーシー産業株式会社 代表取締役〕

  • 活動内容

    「入門国際ビジネス」は、国際ビジネス学科の貿易分野やサービス・ビジネス分野の諸科目を学んでいく基盤となる(国際)ビジネスの基礎的な知識・考え方の修得を目的とする科目です。
    今回の授業は、日本企業による中国進出と撤退までについて、ユーシー産業株式会社代表取締役の永吉先生にお話し頂きました。ユーシー産業株式会社は、パイプやホース製造販売の専業メーカーで、数多くの受賞歴に裏付けられた技術力、商品力を誇り、たとえば食洗機の排水ホースではほぼ100%のシェアを達成しています。同社の中国への進出と撤退を中心に、以下のようなお話をご講演頂きました。

    ①中国への進出・撤退及びその分析
    進出から撤退までの経緯を段階的に詳細に解説いただきました。特に撤退に関する話を聞ける機会は大変貴重で、環境変化へ積極的かつ迅速に対応することや、取引相手への交渉力を強化するために複数の事業を手掛けるなど、選択肢をより多く持つことの重要性などを、貴重なエピソードを交えてお話しいただきました。

    ②グローバル人材に必要な能力、ビジネスパーソンに求められる能力
    永吉先生が考えるビジネスパーソンに求められる4つの能力は、いずれも人間関係のマネジメントに関連することでした。その人がもつ人間力が、ビジネスチャンスを呼び込んだり、組織をまとめたり人材を育てることにつながっていくというお話は特に印象に残りました。

    講義終了後、永吉先生に熱心に質問する学生もあり、実際の経験に基づく話は、学生達の関心を充分に引きつけることが出来ました。翌週の授業では講演の「振り返り」を行い学問的解釈や授業との関連について解説を行うことが出来ました。

    December 25, 2019 10:03 AM