拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

2019年度 実践的な職業教育の充実

-インフラ開発(基礎)-

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  • 科目名

    インフラ開発(基礎)

  • テーマ

    グァテマラのコミュニティ開発と地方創生

  • 実施日

    2019年7月2日

  • 担当教員

    徳永 達己 国際学部 教授

  • 講師

    若尾 健太郎(株式会社ユニココ代表取締役)

  • 活動内容

    この授業は、インフラに関する効果的な整備方策について自ら提案・企画できる能力とともに、地方創生、まちづくり活動に関する実践力、専門的知識、問題解決能力を養うことを目標としています。
    今回の授業では、株式会社ユニココ代表取締役の若尾健太郎氏をお招きし、「グァテマラのコミュニティ開発と地方創生」について、国際協力ボランティア経験、国際協力経験を経た日本におけるキャリア形成、地域課題を解決するための国際協力経験の優位性などからご講義いただき、質疑応答を行っていただきました。

    1.国際協力ボランティアについて
    青年海外協力隊村落開発普及員としてグアテマラ共和国の農村開発の収入向上プロジェクトに関わった経験から、現金収入に繋がる商品マーケティングや商品開発、ハリケーン復興支援として行った植林プロジェクトや環境教育等の経験をお話しいただきました。

    2.国際協力ボランティアを経たキャリア形成
    青年海外協力隊に参加するに至った経緯や得ることができた能力や価値観及び帰国後のNPOでの職務経験。経験から得られたコミュニケーション能力、多文化理解能力、適応能力のほか課題発見能力やグローバルな視点の向上など、国際協力ボランティアで得られた経験はキャリア形成の一助となるとのこと。日本のNPOと国際協力ボランティアとの共通性についてもご説明いただきました。

    3.国際協力と日本におけるソーシャルビジネスの関係性
    開発途上国と日本における課題や解決手法の共通性を、若尾氏の行うNPO支援、廃校活用、コミュニティファーム、公園活用、地方創生プロジェクトなどの実例から解説いただき、社会的な課題、地域実態の調査と現状把握、政策の活用、住民主体でプロジェクトを企画し、持続可能性の観点から組織化、ビジネス化を行うことの重要性を説かれました。

    December 11, 2019 9:46 AM