拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

2019年度 実践的な職業教育の充実

-3年ゼミナール-

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  • 科目名

    3年ゼミナール

  • テーマ

    小学校外国語教育における日本人英語指導者JTEとは?

  • 活動期間

    2019年7月19日

  • 担当教員

    居村 啓子 外国語学部准教授

  • 講師

    大友 美奈 氏(品川区 日本人英語指導者=Japanese Teacher of English)

  • 活動内容

    本ゼミナールでは、児童英語教育の指導法を学びながら、その背景にある応用言語学の理論について触れ、小学校外国語活動の見学及び実習など、実態を観察して具体的な指導法を学んでいます。その一貫として、品川区の日本人英語指導者(JTE)である大友氏をゲストスピーカーにお招きし、JTEとして採用された経緯やカリキュラム、指導法や来年度より教科化される小学校外国語の課題等についてレクチャーをしていただきました。 具体的には、1.JTEの小学校での一日の流れ、2.JTEの職務内容、3.採用・勤務条件、4.年間スケジュール、5.授業実践例などからJTEの全体像を示していただきました。 一言で言えば、この仕事は「小学校での英語科授業における指導」ですが、教科担任や外国語指導助手(ALT)とのティームティーチングにおいて、指導する役割が異なり、授業の指導案(略案)の見直しを当日に教科担任と打ち合わせることもあり、その場の調整力が要求されます。また、教材作成、季節イベント行事、英検対策指導や研究授業を行う事もあるとのことです。 現在の品川区全ての小学校・義務教育学校のJTEは、中学年担当18名、高学年担当25名が在職し、彼らの前職は、英語教室勤務、ホームティーチャーなどや小学校教員、高校教員、区役所職員、商社勤務、大学院生、大学生と多様です。 採用の流れは、11月に新規募集告知、その後採用試験(実技・面接)、1月から3月には授業見学などの研修が行われ、4月中旬から授業がスタートします。 今回のレクチャーを通して、JTEのポジション、採用に至る経緯が大変明確になり感謝しています。

November 8, 2019 9:47 AM