カテゴリーソート
-中国-
科目名
中国
テーマ
南京の日本語教師が取り組む新しい日中交流のカタチ
活動期間
2019年7月11日(木)
担当教員
岡田 実 国際学部教授
講師
小椋 学 氏(南京郵電大学 外国語学院 日本語学科講師)
活動内容
この授業は、中国をめぐる国際協力、経済、政治、文化、観光、農業に関連するトピックを取り上げ、実像の中国を幅広く学ぶことを通じ、国際学部の各コースと中国とのつながりを理解し、中国への関心を高め、問題意識を深めることを目的としています。
今回の授業は、日本語教師という職業の実際の事例を学生達に示し、関心を持ってもらうこと。日本語教育を通じた国際協力や交流について理解を深めてもらうこと。最新の中国の現状を正確に理解し、日中関係について理解してもらうことを目的に、中国の南京郵電大学で日本語講師として活躍されている小椋学氏にご講演頂きました。
小椋氏の80枚を越えるパワーポイントと映像を駆使し、次のような項目で講義が行われました。
・日本語教師のイメージ
・南京と聞いて思い浮かべるものは?
・南京郵電大学ってどんな大学?
・日本語学科の学生はどんな学生生活を送っているのか?
・日本語教師はどんな仕事をしているのか?
・日本語教師になるにはどうしたらいいか?
・『私が薦める南京の観光地』の本はどうして作ったか?
・どのようにして歌手の玉城ちはるさんとの交流会が実現したのか?
・南京の見どころは?
・中国の学生による「日本文化交流活動」とは?
・中国の若者が立ち上げた「日本文化交流センター」とは?
・中国で中国人と交流しながら活躍する日本人は?
・私が取り組む新しい日中交流のカタチとは?
小椋氏からは、社会人経験、韓国と中国での留学、日本語教師になるための就活、中国における日本語教育の実際の状況、日本語教師としての心構えや実践のなかでの工夫が具体的に語られました。
また、南京郵電大学の日本語スピーチコンテストの優秀学生のスピーチが映像で紹介され、レベルの高さ、与えられた時間内に終える練習成果やプレゼンテーションの熟度に学生一同が驚嘆する場面もありました。また、日本歌手を捲き込んだ交流企画など教室だけにとどまらない広い交流活動の紹介は、学生達の興味を掻き立てられるものでした。
なお、今回の受講学生の中に独立行政法人国際交流基金が行う「日本語パートナーズプログラム」に合格し、インドネシアでの日本語教師を経験して帰国した本島夢乃さん(4年生)、出発が近い中西彩さん(3年生)も受講し、小椋氏との懇談も含めて有意義なものとなりました。