拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

実践的な職業教育の充実

-国際社会学-

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  • 科目名

    国際社会学

  • テーマ

    海外就職のすすめ

  • 活動期間

    2018年12月6日

  • 担当教員

    新田目 夏実

  • 講師

    高原 大輔 氏(NexSeed. Inc CEO)

国際社会学は、1年生から受講可能な入門クラスとして、グローバル化時代に活躍するために必要な教養を身につけるとともに、海外で活躍する意識を高めることを目的とした授業である。
12月6日の授業では、NexSeed. Inc CEOの高原大輔氏においでいただき、どのような経験を通じて海外就職に関心を持つようになったか、またグローバル化時代の社会人に求められる資質と、就職先としての海外(アジア)の可能性についてお話いただいた。なお、NexSeedはフィリピン、セブ市の英語学校であり、過去5年間で国際学部生が45名留学し、3名がインターンとして仕事をするなど、セブ島では大変お世話になっている学校である。
ご講演では、まず大学卒業後民間企業に勤め、人事部門、企画営業部門とキャリア支援に携わった後、世界一周の旅に出たこと、そこで強烈な異文化体験をするとともに、教育、特に英語教育の大切さを実感し、フィリピンで英語学校(NexSeed)を立ち上げた経緯についてお話いただいた。
続いて、単に英語が「話せる」だけではなく、英語で「仕事ができる」人材が求められていること、社会経済の変化に伴い、英語だけではなく英語+ITが求められていること(日本はこの点で遅れつつあること)、そのため、現在NexSeedのカリキュラムとして、一般英会話とともに、ITプログラミング・Webサービス開発アプリを教えていることについてご紹介いただいた。最後に、就職先として「アジア」が大変有望であることについてお話いただいた。
学生と活発な質疑応答があったが、1年生が多い入門科目であるため、講演後回収した感想文からも、強いインパクトがあったことがうかがえた。特に、世界一周に飛び出した行動力や、フィリピンで企業を考えたとき実は英語が苦手であったこと、また、やる気があると起業のための資金が集まること、そして英語+ITがますます重要になりつつあることは、学生たちに強い印象を与えたようであった。お忙しい中ご来校いただいた高原氏には記して感謝申し上げたい。

March 25, 2019 10:20 AM