拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

実践的な職業教育の充実

-3年、4年ゼミナール-

李.png

  • 科目名

    3年、4年ゼミナール

  • テーマ

    社会的貢献とビジネスのあり方について

  • 活動期間

    2018年10月22日

  • 担当教員

    李 燕

  • 講師

    五月女 圭一 氏(株式会社ゲイト 代表取締役 CEO)

商学部李ゼミナールにおいて、株式会社ゲイトの五月女社長を講師として招いて、講演をしていただきました。
株式会社ゲイトは、ビジネスを通じて社会問題を解決し、顧客に価値を提供しようとするミッションのもと、飲食事業を展開する企業です。日本の漁師が直面している高齢化・後継者不足と、漁村地区の過疎化の問題に取り組むために、三重県尾鷲市に定置網漁をはじめ、海から直接取った魚を居酒屋において提供する事業を展開しています。株式会社ゲイトさんの取り組みは、これまでの飲食業界の常識をひっくり返すもので、テレビや新聞などにおいても取り上げられています。
今回の講義では、株式会社ゲイトの取り組み、その経緯や意義、背景になっている日本の漁業や高齢化社会の現状について紹介されました。そしてそうした社会的問題に対して企業ができることとして、現地のことをよく理解すること、既存の流通構造やビジネス慣行に対して疑問を持つこと、意思決定を少しスウィッチすることなどを紹介していただきました。さらに、本当に価値があるものを見つけて追及することの大事さ、意味があることに対して、コミットして行動することの重要さなどについて、同社の事業内容と社長自身の経験を交えながら話をしていただきました。
学生たちは、もう少し早くこういう話が聞きたかった、当たり前に思っていたことが本当は当たり前ではなく、疑うことも重要である、就職や今後の活動のためにいかしていきたい、などのコメントが寄せられました。

March 25, 2019 10:04 AM