拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-1 教育・研究 - 大学全体の取組等

学生の質保証

-工学部FDワークショップの開催-

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左の写真:座学としてまず『アクティブ・ラーニングを機能させる授業デザイン』について、到達目標と背景を講演していただきました。右の写真:次に自身が担当する科目の目標と評価方法をアクティブ・ラーニングとして別学科の先生方と互いに説明をするWorkを通して、様々な授業方法・評価方法があることを再確認して今後の授業をする上で役立つ学習理論を体得しました。

大学の大衆化と学生の多様化が一層進む中、国際性の観点からも、大学の質を社会に保証していくことが求められており、これに対応するための施策に取り組んでいます。その一環として、本学では、学部全体としてFDワークショップを大学院全体として大学院FDワークショップを開催するとともに、学部ごとにもFDワークショップを次のとおり開催しております。

【平成30年度工学部FDワークショップ】

拓殖大学工学部FDワークショップとして、芝浦工業大学教育イノベーション推進センター(文部科学大臣より教育関係共同利用拠点として「理工学教育共同利用拠点」の認定)FD・SD推進部門長・工学部榊原暢久先生を講師に迎えて『アクティブ・ラーニングを機能させる授業デザイン』をテーマに2018年11月30日(金)に開催いたしました。到達目標は3つです。1.アクティブ・ラーニングを導入する上での基本的な考え方を説明することができる。これは、相手に自分が説明できるようになるためには『理解』のさらに進んだ『説明』できる領域に至る意味を示します。2.アクティブ・ラーニングを機能させるための授業設計の基本を説明することができる。3.自身の授業で用いるアクティブ・ラーニングのヒントを得ることができる、の3つとなります。一番身近な担当教科を例にして、どのようなアクティブ・ラーニングを取り入れているかを先生方と互いに説明し合うWorkを通して、様々な授業・評価方法があることに気付けました。理論を振り返る座学と身近なテーマを題材としたWorkにより、今までの方法は有効であると確認すると同時に、さらに進化した教育方法を実践するために役立つ学習理論を体得いたしました。

(記事作成:常光康弘 工学部教授)

February 14, 2019 3:29 PM