拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-1 教育・研究 - 大学全体の取組等

学生の質保証

-厳格な成績評価への取組-

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大学の大衆化と学生の多様化が一層進む中、国際性の観点からも、大学の質を社会に保証していくことが求められており、これに対応するための施策に取り組んでいます。

中央教育審議会の「学士課程教育の構築に向けて」(平成20年12月答申)では、「学生の視点を踏まえつつ、指導方法、成績評価の改善を講じ、学生が社会で通用する力を確実に身に付けさせるようにすることが重要となっており、学生本位の改革を進めていくことが求められている。(中略)このため、教員間の共通理解の下、各授業科目の到達目標や成績評価基準を明確化するとともに、客観的な評価システムを導入し、組織的に学修の評価に当たっていくことが強く求められる。(中略)教員間で、成績評価結果の分布などに関する情報を共有し、これに基づくFDを実施し、その後の改善に生かすことが必要である。」と提言されました。

大学基準協会による第3期認証評価では、「成績評価の適正な実施を示す資料として、成績評価基準に関する教員間の申し合わせやその運用事実が分かる資料」などの提出が求められるようになりました。

以上の中央教育審議会答申や大学基準協会による第3期認証評価の基準に準拠するとともに、「拓殖大学学科目別成績評価分布表」の状況を踏まえ、本学では、次のとおり、厳格な成績評価に取組でいます。

この取組により、試験問題やレポートの難易度は、客観的な評価となるように努めることで、極端な偏りの評価とならないようにし、学生の学修意欲の向上につながるものと期待されています。

    厳格な成績評価への取組
    (履修要項に掲載)


  • 本学では、成績評価を客観的かつ厳格に行うことを目的として、次のとおり、GPAの基準を用いて「成績不振学生の面接」を行うこと、学科目別の成績評価分布の状況を把握し公表したうえで、教員間又は授業科目間の平準化を目指した「成績評価基準」(成績評価分布の目安)を定めるなどの取組を行っています。


  • (1)教員間又は授業科目間の平準化を目指した「成績評価基準」等
    ①試験問題やレポートの難易度は、客観的な評価となるよう、工夫し予め70から80点程度の平均点となるように努めます。
    ②成績評価は、学期試験、レポート、小テスト、授業への参加度など、多元的かつ総合的に評価することを奨励し、その個々の評価点の割合を講義要項で示します。
    ③成績評価基準は、極端な偏りの評価が行われないよう、学科目別成績評価分布表の平均値を踏まえ、下表のとおり、評価の分布(目安)となるように努めます。


  • ○成績評価基準(評価分布の目安)

    評価 素点 評価の分布(目安)
    S 100~90点 20%程度
    A 89~80点 20~30%程度
    B 79~70点 20~30%程度

    ※C・Fの評価の分布の目安は、次に示す「学科目別成績評価分布」の平均値を考慮します。

    ※ただし、履修者20名以下及び習熟度別クラスの科目は対象から除きます。


    (2)学科目別の成績評価分布表は、本学ホームページで公表しています。
    ○「拓殖大学学科目別成績評価分布」(PDF)

January 28, 2019 4:05 PM