拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

実践的な職業教育の充実

-クラスゼミナール-

academic.png

class.png

  • 科目名

    クラスゼミナール

  • テーマ

    社会貢献活動を職業にする

  • 実施期間

    2018年6月22日

  • 担当教員

    新田目 夏実

  • 講師

    召田 安宏 氏(公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA) 広報課 広報担当)
    倉辻 悠平 氏(NPO法人PALETTE(パレット)代表

クラスゼミは大学の学習に必要なアカデミックスキルを身につける時間(1年生必修)であるが、6月22日の授業では、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)広報課の召田安宏氏と、NPO法人PALETTE(パレット)代表倉辻悠平氏の2名を講師としてお招きして、国際学部の理念である社会貢献・ボランティア活動の大切さと、キャリアとしてのNGO活動、社会貢献活動の実際を学ぶことを目的として授業を行った。

講演内容は以下の通りである。
◆召田 安宏 氏
1. SVAの活動するタイ、ラオスを中心とした社会問題(難民キャンプの様子)について
2. 特に子供の貧困と識字教育の重要性について
3. NGO業界で働く際に必要とされる能力について
4. NGO業界の仕組み―ボランティア、専従スタッフの役割や待遇について
5. 大学時代の経験がどのように将来のキャリアにつながったか

◆倉辻 悠平 氏
1. 大学時代にスタディツアーに参加することにより途上国の貧困問題に目覚めたこと
2. 民間企業((㈱リクルートに)において就業経験を積み起業する気になったこと
3. 現在ボランティアとしてではなく、起業家として貧困問題の解決に臨んでいること
4. 貧困地区出身者が英語講師となれるような英語教育プログラムを開発したこと

以上について、1時限目と2時限目の2回ご講演いただいた。出席率は216人(全履修者の90%)であった。活発な質疑応答があり、授業の後に質問に来る学生もいた。今回の講演により、職業としての国際協力にはいろいろな方法があることがわかり、1年生の問題意識を高めるにあたって大変効果的な授業となったように思われる。

November 30, 2018 10:21 AM