拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

実践的な職業教育の充実

ー法学入門ー

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  • 科目名

    法学入門

  • テーマ

    仕事と法

  • 活動期間

    2018年7月3日

  • 担当教員

    奥田 進一

  • 講師

    中西 文太 氏 (株式会社cubridge 代表取締役)

7月3日(火)の3時限目「法学入門」(担当:奥田進一)において、株式会社cubridge代表取締役の中西文太氏をお招きして、特別講義を実施しました。当日の講義テーマは「仕事と法」であり、中西氏は、社会における企業の存在価値は、そこで働く者の倫理観や向上心によって形成されるものであるということを、自身の経験を踏まえ、受講者に問いを投げかけながら考えさせました。 中西氏は、もとは株式会社東芝の半導体メモリ企画部に勤務し、台湾駐在の経験を有しており、その後に生産管理部長を経て同社を退職した後に、学生のキャリア支援を目的とする株式会社cubridgeを起ち上げて現在に至ります。講義では、特に、台湾での経験を中心に、仕事をする際に必要な思考方法について、台湾と日本の学生の際を詳細に解説しました。 前提となる経験談等の話の後は、受講生を2人1組に分けて、仕事に有用な思考法を導き出すためのワーキングを行いました。具体的には、中西氏が投げかけた質問(たとえば「あなたの未来は何から生まれますか?」、「いま上手くいっていることは何ですか?」など)を紙に書いて相互に伝え、また書いては伝えるという作業を繰り返します。これによって、いままで気付かなかった自己の長所を発見し、さらに他人に評価をしてもらうことで自信につなげ、さらにそれを磨くための手法(解決策)を具体化して行くことが可能になるという現象を、学生たちに認識させることができました。 わずか90分の間に、ほぼすべての学生たちが、自分が秘めている「良さ」や「強み」に気付き、なかには「自分自身が他人かと思った」あるいは「意外と自分は優秀だったのだと感じた」という感想の声も聞かれました。受講者の多くは1~2年生であり、まだ先ではありますが、就職活動のためのファーストステップにもつながったようです。

August 3, 2018 3:00 PM