プロジェクト NEWS


Orange Life 「台風第15号で被害の千葉県にて、ボランティア活動を実施」

9月9日に千葉県に上陸した台風15号は、中心気圧960hPa、最大風速40m/sを超える勢力で千葉県全域において家屋の損壊が発生しました。
Orange Lifeでは、9月15日(日)、9月16日(月)に麗澤会ボランティア部と共同で被災地でボランティア活動を実施しました。

■活動概要
●9月15日(日)
・館山市役所へ物資提供(ブルーシート、PPロープ、土嚢袋)
・鋸南町にて瓦礫撤去作業
●9月16日(月)
・富津市南部でのボランティアニーズの聞き取り調査

■参加者
●9月15日(日)
国際学科1年 吉田卓志、麗澤会ボランティア部(八王子学生支援室)高橋広平、OB花栗和成氏(101期卒)
●9月16日(月)
機械システム工学科3年 中島壮現、国際学科2年 前原慶一郎、Orange Life(国際課)髙浦俊一、麗澤会ボランティア部(八王子学生支援室)八王子学生支援室 高橋広平

■経緯
9月9日の台風が過ぎ去り、千葉県では大規模な停電が発生しました。東京電力は3日で停電は復旧するとの発表から、マスコミなどから被害状況が大きく報道されなかったことにより被害状況は限定的であるとの風潮が生まれていたものの、日を追ってその被害が広範囲で、復旧までに時間のかかるものであるとの報道がされ始めました。そのような中、館山市、鋸南市でボランティアの受け入れが9月14日(土)より始まり、拓殖大学では学生を中心に職員もボランティア参加しました。

■活動内容
●9月15日(日)
館山市役所へ事前に東京で準備していた屋根などを塞ぐためのブルーシート、ブルーシートを留めるためのPRロープ、重りとなる土嚢袋の提供を行いました。その後、鋸南町役場に設置されたボランティアセンターを拠点に、終日瓦礫の撤去を実施しました。現地の指示に従い、現場へ到着すると住人が不在であったり、既に作業が終わっていたり、ボランティアでは手に負えない作業であったりと現場で情報が混乱している状況ではありましたが、作業のできた場所では落下し割れた大量の瓦を袋に入れたり、庭の清掃作業などを行いました。鋸南町役場も一部しか電気が付いておらず、多くの家屋で停電が続いていました。   

●9月16日(月)
Orange Life髙浦が富津市役所と調整を行い、ボランティア活動の開始に先立って、被害家屋に対してボランティアのニーズを事前調査しました。当日は富津市社会福祉協議会のお手伝いとしてビブスを着用し、時に激しい雨の降る中、傘を差し、あるいは合羽を着用し市内南部の集落を聞いて回りました。多くの家屋が屋根、外壁、ガラスなどが破損している被害がありましたが、ボランティアとしては屋根や外壁、ガラスの修理は実施できないため、瓦礫の撤去、濡れた家財の廃棄や移動などの作業が必要かどうか調査を行いました。拓殖大学の4名は2チームに分かれ聞き取り調査を実施し、合計8件のボランティアの要請を受取り、富津市社会福祉協議会、及び富津市役所へ報告を行いました。この聞き取り調査によって9月17日から開始されたボランティア活動へとつなげることができ、微力ながらお手伝いすることができたと実感しております。
最後になりましたが、被害に見舞われた方々に心よりお見舞い申し上げると共に、支援の輪が広がり、現地での復興が進むことを切に祈ります。

September 20, 2019 12:55 PM