拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組


01-3 教育・研究 - 各学部における実践的な職業教育の充実

実践的な職業教育の充実

-企業のCSRの現状及び経営戦略-

9k=-2.jpg

  • 学部・団体名

    CSR論

  • テーマ

    企業のCSRの現状及び経営戦略

  • 実施期間

    2017年6月14日実施

  • 担当教員

    潜道 文子

  • 参加人数

    75名

サラヤ株式会社新事業開発本部総務部、産学官連携事業部部長、サラヤミャンマー株式会社のCEOである、竹内光男氏をCSR論の授業にお迎えして、環境保全を中心としたサラヤのCSRについてご紹介いただき、CSRと経営戦略との関係をご説明いただいた。 サラヤは、ライオンや花王、P&Gなどと比べると、小さな企業であるが、創業者の意思を継承しつつ、環境と人へ優しい企業を目指している。独自のCSR活動を展開し、アジアやアフリカへの支援活動を積極的に行っている。また、社会的課題を解決することへ熱心で、その過程で、新しい事業を創造していくというオリジナリティあふれるビジネスモデルを構築されている。 授業では、サラヤの主力ブランド商品であり、環境にやさしい植物原料を使用した「ヤシノミ洗剤」の原料のひとつであるパーム油の生産が、プランテーション拡大による熱帯雨林減少など、現地マレーシアを中心に、あらゆる環境・社会問題を引き起こしていることなどが説明され、その対応策として、各種団体と協力し、ボルネオ環境保全活動を行うようになったこと、そして、環境や社会に配慮して生産されたパーム油に与える認証制度「RSPO」などを取得していることなどについてお話があった。 講生の学生たちは、非常に熱心に竹内氏の講義を聴き、講義終了後も質問をしている学生がいた。学生にとって、実際に、企業がCSRとしてどのような活動を行い、それがどのように経営戦略と関わっているのか、ということについて、具体的事例を通じて学ぶことができたと考える。極めて有意義な内容の講義であったといえよう。

April 3, 2018 2:05 PM