拓殖大学「教育ルネサンス」改革改善への取組

単位制度の実質化

-単位制度の実質化に向けた取組-

遠隔会議システムを活用して、「単位制度の実質化検討作業部会」を開催

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八王子国際キャンパス

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文京キャンパス

単位制度の実質化とは、中央教育審議会「我が国の高等教育の将来像(答申)」(平成17年1月)において、「現在の我が国の大学制度は、単位制度を基本としており、1単位は、教室等での授業時間と準備学習や復習の時間をあわせて標準45時間の学修を要する教育内容をもって構成されている。しかし、実際には、授業時間以外の学修時間が大学によって様々であるとの指摘や1回あたりの授業内容の密度が薄いものがあるのではないかとの懸念がある。このような実態を改善するための種々の取組を総括して単位制度の実質化のための取組」と定義づけています。次いで、中央教育審議会「学士課程教育の構築に向けて(答申)」(平成20年12月)においては、単位制度の実質化に向けた具体的な改善方策として、①学生の学修時間等の実態を把握し、教育方法の点検・見直しを行うこと、②シラバスに準備学習の内容や目安となる学修時間等についての具体的な指示を含むこと、さらに③シラバスの内容が適切なものとなっているかを調査・検証することなどが提言されました。
これを受けて、本学は、さらなる「単位制度の実質化」に向け、平成30年度から履修要項、講義要項の改善及び講義要項の記載内容の適正を図る体制の整備を次のとおり図ることとしました。

1.「履修要項」記載内容の改善

大学設置基準における単位制度は、次のとおりであり、この本来の趣旨を「履修要項」 に明記し、学生に周知します。

平成30年度「履修要項」(抜粋)

Ⅱ 単位について

各科目にはそれぞれ「単位」が、割り当てられています。進級や卒業の要件として、一定以上の単位の修得が必要となります。ここでいう「単位」とは、学修の量を示す基準です。科目の単位数は、教室内の授業時間と教室外での学修時間をあわせて45時間に対して1単位と定められています。単位の計算方法は、科目の種類によって異なり、原則として次のとおり計算されます。

[単位の計算基準]

授業形態 単位 授業実施 授業時間 予習復習時間 合計時間
講義・演習 1 15 週 15 ~ 30 時間 30 ~ 15 時間 45 時間
実技・実験・実習 1 15 週 30 ~ 45 時間 15 時間 45 時間

※単位計算上、一つの授業(1コマ)90分を2時間とみなし計算します。

原則として、科目を履修し、試験に合格することによって、所定の単位を修得します。これを蓄積していくことで、進級・卒業所要単位を充足させます。なお、単位の計算基準にもあるとおり、大学における学修では、教室内での授業だけでなく各自が教室外で行う予習復習が求められるもので、さらに授業の理解を深めることができます。

2.「講義要項」(シラバス)記載項目の改善

単位制度の本来の趣旨を踏まえ、学生の主体的な学修を促す仕組みとして①予習復習に必要な時間・内容、②課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを講義要項に明記します。さらに、学生が自らの課程を通じた学修成果を把握させるために、③卒業認定・学位授与の方針と当該科目との対応関係も併記します。

3.「講義要項」(シラバス)記載内容の適正を図る体制の整備

質的転換答申では、「大学の学位授与の方針の下で、学生に求められる能力をプログラムとしての学士課程教育を通じていかに育成するかを明示すること、プログラムの中で個々の授業科目が能力育成のどの部分を担うかの認識を担当教員間の議論を通じて共有し、他の授業科目と連携し関連し合いながら組織的な教育を展開すること」を求めています。文部科学省では、「これを具体化するため、個々の授業科目の内容・深度が十分であるかを、担当教員のみならず、第三者が精査し、各科目の教授内容が十分な内容となっているか、 科目間の有機的連携が確保されているか等の検討を組織的に行う必要がある」と述べられています。以上の趣旨を踏まえ、本学では、講義要項の自己チェックリストを作成するとともに、各学部等におけるチェック体制を整えることとします。

「講義要項作成要領」(PDF) 「講義要項の自己チェックリスト」(PDF) 「講義要項チェック担当委員会(分担表)」(PDF) 「講義要項作成及びチェックフローチャート」(PDF)

その他の取組